茨城の夏のイベントといったら、牛久市で行われる「うしくかっぱ祭り」でしょう。始まりは、昭和56年度のふれあい通り・栄町運動広場をメーン会場にした「ふるさと祭り」でした。翌年には牛久の地に住む人々の交流を目的に、「第2回うしくカッパ祭り」と名前を改め開催され続けています。
何故、河童がと疑問に思うかも知れませんが、昔からこの地方にはカッパが棲むと伝えられていました。特に日本画家の小川芋銭氏がカッパを描いている事でも有名です。 牛久の人々に愛されているこのイベントが残念なことに1回だけこのお祭りが中止になったことがありました。それは昭和60年の「つくば科学万博」が開催地となった為です。
しかし、今では市内の商工団体、学校など54団体約5千人が参加する茨城県での最大イベントになり、町をあげて夜遅くまで盛り上がっています。見どころは、牛久駅東側の花水木通りをメーン会場に「演奏&ダンスパレード」趣向を凝らした扮装で「ヤッペ、ヤッペ」とかけ声をかけながらリズミカルなお囃子にのって約2時間にわたって陽気に踊り歩きます。参加すると誰でも踊りたくなるような、どこかユーモラスで自然と笑顔になる人が集まる、楽しい祭りとなっています。
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